モンクレールのダウンが救命ボートに? クレイグ・グリーンとの共作
英国人デザイナーのクレイグ・グリーンが、モンクレール コピーのダウンを斬新な表現で作り上げた。 文:高須賀哲世界的なファッションクリエイターを起用してモンクレールのダウンの新たな可能性を追求するプロジェクトである「モンクレール ジーニアス」では、ヴァレンティノを率いるピエールパオロ・ピッチョーリやパーム エンジェルスを手がけるフランチェスコ・ラガッツィ、日本人では二宮啓や藤原ヒロシなども参加し、総勢8組のクリエーターが、8つのコレクションを展開する。
それぞれの創造力を最大限に発揮した驚くべきコレクションが順次公開されてきたが、このほど自身の名を冠したブランド「クレイグ グリーン」を立ち上げ、過去には「モンクレール C」というカプセルコレクションも担当したデザイナー、クレイグ・グリーンが手がけるアイテムの全容が明らかになった。その革新的なコレクション「5 モンクレール クレイグ・グリーン」は、8月22日(水)から一部のモンクレールブティックと主要セレクトショップで世界同時発売される。
「私は洋服作りを通じて防御的側面や機能性を探求しています。ホーム これはモンクレールが持つヘリテージの中心となるものと同じです。モンクレールが歩んできた歴史と培ってきた知識、技術を解釈して、革新的でまったく新しいデザインができると感じました」
グリーンがそう語るように、マットナイロンとコットンダウンを使い、ライフジャケットや救命ボートを思わせる象徴的なウェアが構築された。
顔を含めた頭部、胴体はもちろん、足元までを包み込む彫刻的で肥大化したシェイプのウェアは、従来のダウンウェアの概念を大きく覆すものだ。また、ホワイトやブラック、ミッドナイトブルーを用いたカラーパレットでクールな世界観も表現する。さらに、ブラックのステッチングによるピンストライプがグラフィカルな要素を添えている点も注目に値する。
洋服による表現のさらなる高みを目指すグリーン。その唯一無二のクリエイティビティは、モンクレールの歴史を書き換えていくのだろうか。
モンクレール ジャパン
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